毎日かあさん 5巻
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2008/12/13
- メディア: 単行本
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来年の春からテレビアニメ化するんですって。西原家のあんなこんな実態を世間のみなさんに晒してどうするんだ(笑)
色々言われていることはあるでしょうけれど、この人に賛同する人もそうでない人も居るでしょうけれど、ワタシは西原の、子どもへの愛情表現がとても好き。自分の子どもに対してだけでなく、全ての、どこの国の子どもに対しても、その時々に素直に接する態度が好き。よくも悪くも正直で、判断はこの人と対峙するその本人がすれば良いと思う。
私的に今回一番ヒットだったのは、麦ちゃんちの5人兄弟の話(一ヶ月の食費が生協で30万だったり、トイレでも炎天下でもスイッチが切れると寝ちゃうところとか)と「ねえねえ!大発見!俺のクラスはほとんどが寅年のヤツばっかり!」(当たり前だろ、同級生だ…)と騒ぐバカな男子の話あたり(笑)
そして鴨ちゃんと同じ態度で西原を慰める、10歳になった息子ちゃんの話。
ワタシ、よくダンナや親に「かりん(仮名)はお腹が空いたり眠くなると、あからさまに元気が無くなる」って言われてて、でも自分じゃそんなこと全然分からなくって、そんなことないよーとか思っていたけれど、自分の娘がやはりお腹が空くとだんまりになり、クッキー一枚食べるだけで、歌って踊り出すほど復活したりする(笑)様子を見て、ああこういうことか、みたいな。
まあこれはくだらない例なんだけど、そんなこんなで子どもに自分の影を見つけるたびに、自分も親に感謝することが多くなって、なんか血って、やっぱり習慣だけじゃ覆せない強い繋がりみたいなものが仕込まれてるのかなとか。
働いて、子どもを育てて、夫を見送る。世界中の女がやっていることだと西原は言うけれど、それってなかなか大変だよね。面白いけど。こんな面白いこと、他にはないけど。
だから神様、ワタシに子どもをありがとう。本当にありがとう。