若い悲しみに濡れた瞳で

いつもなら夜も8時を過ぎると眠たくてぐずりだす娘は、いつもちょっと背中をとんとんしてあげるとすぐにこてんと寝てしまうのですが、ここ数日は眠たくてぐずぐずはするものの、実際に寝付くまで2時間以上掛かるようになってしまって、その間はあっちをうろうろ、こっちをうろうろ、絵本は散らかす、ぬいぐるみはかじって毛を毟るってな感じで、ワタシはイライライライラしておりました。
抱き上げても身をよじって逃げ出そうとしますし、おっぱい飲んでうつらうつらしたかと思うと、ぱっと顔を上げてにやっと笑い、リビングへ脱走しますし、台所へ行ったかと思うとゴミ箱に紙くずを入れては出し、の繰り返しをしています。何が楽しいんだ。

いつもなら娘が自発的に布団に来るまで、じーっと寝たふりして待っているのですが、昨夜は22時過ぎたところで、さすがに堪忍袋の緒が切れました。もう待っててあげません。
絵本を読んだり、くるくる踊ったりしている娘を後目に、バスタオルを干そうと(うちは次の日が仕事だと、夜に洗濯してしまうのです)ベランダへ出たその瞬間。

部屋の中から尋常ではない泣き声が。

ワタシのことなんか目に入らないで遊んでいるんだとばかり思っていた娘が、ワタシがどっかに行ってしまったと思ったらしくて、部屋の中で立ち尽くして泣き喚いているのでした。
慌てて部屋に入り、抱き上げて涙を拭いてあげると、にんまり笑う娘。床に下ろして、再びバスタオルを持ってベランダへ出ると、また耳が割れんばかりの大きな泣き声が。洗濯物干してんのよ。学習しなさい。

バスタオルを干すのは諦めて、部屋の中で他の服を干そうとすると、娘が寄ってきて洗濯カゴの中から洗濯物を取り出して渡してくれます。お手伝いは嬉しいけど、とっとと寝ろっつの。

ハンガーにかけ終わった洗濯ものをベランダに出そうと窓を開けると、ワタシの足の隙間から娘がベランダに出ようとしていました。危ないから出ちゃダメって言ってるのに、どうにも窓を開けたら外へ出ないと思い込んでいるらしく、いつも突進してきます。猫か。

とりあえずハンガーをカーテンレールに掛け、屈んで娘を抱き戻そうと手を伸ばすと、娘は小さな声で「めっ、めっ」と言いながら、窓の桟を越えようとしていました。
ワタシがいつもそうやって言いながら怒っているので、ベランダを出る時は「めっ、めっ」と言うもんだと思っているのでしょうか。


……。


結局、娘が眠りに入ったのは23時過ぎでした。爪を切っても、耳掃除をしても起きなかったので、よっぽど眠かったのでしょうねえ。だったらとっとと寝ろと(ry


子どもって。

面白いけど。

イライラの当たりどころはもちろんダンナです。


この後、ベビーダノンを一気のみしようとして鼻の中までベビーダノンで埋まってしまい、フガフガしていました。バカですw