君は何を今、見つめているの

アジアがどうのこうの言う前に、Jリーグがあったのでした。先走るなよ、ワタシ。そんな広島戦。

【J1:第25節 広島 vs 浦和 レポート】浦和、勝負強さを見せつける4得点で、追いすがる広島を突き放す

ロスタイム。浦和GK・都築龍太は、完全に先に動いてしまった。PKには絶対の自信を持つウェズレイは、落ち着いて逆サイドに蹴る。誰もが「1点差」を信じたその瞬間、ボールはポストに当たって外に出てしまった。呆然とたたずむウェズレイ。「JリーグでPKを外した記憶がない」と、試合後に悄然と語る広島の10番。その姿は、とても2試合連続ゴールを記録し、得点ランクトップを走る選手とは思えなかった。

まさに今日は、「ウェズレイの日ではなかった」のである


スタジアムに居て、敵のFKやらPKのシーンに出くわす時、ワタシはいつも心の中でイメージする。FKなら、大きくバーを越えていくところを。
PKなら都築ががっちり止めるところを。または北側ゴールポスト様が弾いて下さるところを。
そして声に出す。「入らない、入らない」と、ね。

単なる思い込みは百も承知だけれど、「もしかしたら入っちゃうかも知れない」と弱気になった時ほど、決められてしまっている気がするのね。
この日もワタシはテレビの前だけれど、「ピチブーのPKは外れるよ〜」と呟いていた。ら、まあご覧の通り。


それにしても1点目の達也のシュートは素晴らしかった。達也が素晴らしいのは言うまでもないけれど、広島DFの、あまりにもアレな寄せのなさにはさらに驚いた。
2点目のハセのヘディングシュートは、練習みたいだった。広島DFはアレどころの話ではない。
3点目は駆け出した瞬間の永井が素晴らしかった。
4点目はシトン、上手すぎ。

広島には、ご愁傷様でした。広島に黒田兄貴とか前田が居たら、違ったかもね。あれ?だいたい、ピチブーが得点ランキング1位なのに、なぜゆえ広島は。

だって疲れているのはお互い様だとしたら、後は多少の根性論になっちゃうのよ。浦和も水際で攻撃を防いでいるシーン、多かったもん。

勝って良かったなあ。