シーソーとブランコ

職場復帰する前に、何度かならし保育へ行ったのですが、そこで保育士さんとお話することで、ワタシ自身も久しぶりに他人と話して刺激を受けたし、いろいろアドバイスを頂けて楽しかったし、ちびもハイハイできるようになったり、あーあーうーうーなどの声を盛んに出すようになったので「母と子オンリーの密室育児はよくないなあ。人は人と関わることで成長するんだよなあ」と、ちびを保育室に預けることに関して、当初、ワタシはあまり不安とか罪悪感を感じていませんでした。
ワタシ自身が家にこもっていることで、相当煮詰まった状態にありましたし、経済的にも、仕事をしなければいけない状態だったので、とにかく頭の中でシミュレーションしていたのは、帰宅後のタイムスケジュールとか(最近、昼と夜の2回、離乳食を食べています)、お風呂でどうやってコミュニケーションを取るかとか、そういった、意外とポジティブなことばかりで、自分の感情がそれほど大きく揺れることは無いと思っていました。

が、迎えに行くと、涙目で見つめられちゃって、こうなるとダメですねえ。何はさておき、むぎゅーと抱きしめて、寝つくまで抱っこ抱っこです。ちび本人も、下ろされようものなら、ものすごい勢いで泣き叫びます。今までは平気だったのに、ベランダに洗濯物を取り込みに行くだけで、ばたばたと追いかけてきます。
で、今朝初めて、保育士さんに預けてバイバイしたら、泣かれてしまいました。朝は保育士さんに抱っこされても、ぽかーんとした顔をしているだけだったんですけどねー。
なるべく笑顔で「行ってきます!」と言ってみましたが、この時間になっても、「あの後、どうしたかなあ」と気になっています。
保育士さんによると、ここ数日は、他のお母さんがお迎えに来る度に、自分のお母さんじゃないと分かると泣いているそうです。なので今日は実家の母に、少し早めにお迎えに行ってもらうことにしました。

まあ、ワタシもちびも、もう一週間もすれば慣れるんでしょうけれど、いや、ワタシの方が慣れるのに時間、かかるのかもしれません。

それでも外に出て行くのは、楽しかったりもします。人に触れ、戸外に出て、社会に触れることで得られる刺激って、やっぱりワタシには必要みたいです。

たとえ、いわゆる「育てにくい子(difficult children)」じゃなくても、ダンナの帰りが遅くて、実家にも頼れなくて、友達も近所にいなくて、なんて感じで、母子が部屋に閉じこもってしまうと、育児って辛いなあと思いがちじゃないかなと思います。
でもそれって、きっと育児が辛いんじゃなくて、誰かに関われないこと、助けてとお願いできないこと、が辛いんだと思うんです。
育児がいやになりかけているお母さんがいたら、とにかくパートでも何でもいいから、仕事をするなり、近くの保育園なりに出かけてみることをお勧めします。

っつかねえ、日本のダンナは帰りが遅すぎ。企業もダンナ衆も、そしてそれを「ダンナは働いてくれてるんだから」と考えてしまう主婦連中も、意識を変えるべき。


さいたま市某所。っつか、戦車なんて洗わないから。