ダヴィンチコード

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット

お、、、、面白くなかったよ……!!!


一昨年のコナンちゃんの映画「迷宮の十字路」って、これまで観たどのコナンちゃんストーリーよりも犯人の動機がへぼくて、それは義経にちなんだ強盗団の内輪もめで、強盗団はメンバーが、それぞれ義経に由来するコードネームをつけていたんだけど、犯人は団長のコードネームであった義経になりたかったからと、殺人事件を起こしていたりしたわけで、このダヴィンチコードの犯人の動機も、それと同程度でしかない。要はものすごく高尚な振りをしつつ、ものすごく利己的で自己中心的な動機。殺人なんて自己中心的なのは当たり前なのに、高尚ぶってるところがなんとも。


ぜーはー。


キリスト教圏の人間からしたら大問題なのかも知れないけど、八百万の神が居る日本に住んでいる無宗教の人間からしたら、聖杯など、歴史的美術的価値はさておき、たんなるモノ。
聖書が今世紀最大のベストセラーとか言われても、ピンと来ない。


そんな宗教的背景を除いて考えも、最後の最後に犯人がべらべら動機を喋り、主人公が都合よく、その時々に閃いて問題を解決してしまうって、これまたコナンちゃん並。ミステリとしても、ビミョー。映画はどうすっかなー。ジャン・レノが出てるから、ちょっと興味はあるんだけど、ビデオでもいいかなー。


でも全世界でこれだけヒットしているってことは、やっぱり世界のキリスト教信者の占める割合って大きいんだなあって、しじみしじみ思ったり。それをネタに未だに戦争やってんだもんな。