ほんとのことば、続きの続き

「頑張る」ってあんまり好きな言葉じゃない。「頑なに張る」と書かれると、まるで運動会の徒競走みたいに、無理矢理誰かにゴールを決められて、そこに向かって行かなくちゃいけない気がして仕方なくて、そもそも今だって頑張ってるのに、これ以上どう頑張ったらいいのか良く分からなかった。
だから手っとり早いのは、周囲との比較だった。「誰々があれだけ頑張ってるんだからワタシだってもっと」ってあれね。

もっともっと。そうやって自分で周囲の人から自分のケツをひっぱたいてもらうように仕向けても、目の先に見えるのは自分のゴールでもなきゃ、限界でもないわな。だってようは人様と張り合ってただけなんだもん。文字通りひたすら「頑なに張って」ただけ。なんてこったい。
どっかね、「頑張る」って言葉に、その先がないような気がしてたみたい。頑張るために頑張るみたいな。結構いろんなことがあって、そのダメージが抜けてなくて、その先にあるものに対して頑張るのが本当なのに、ワタシは自分が辛いのをただ頑張りが足りないんだと思ってた。もう空が青いのも雲が白いのもレッズが負けるのもワタシのせいってな勢いでワタシが悪いんだと思ってた。

でも違うんだね。
頑張るとその先に何があるのか。
きっといいこと、なんだね。
自分のとこに転がって来るんだねえ。
「ああ、うん」って、久しぶりに素直に「頑張る」っていいなあと思ったよ。頑張ろうって思った。

てか、「探偵ナイトスクープ」の依頼内容は「大阪人は相づちを全部は行で返すのは事実かどうか調べてくれ」ってもんだったんだけどさ(笑)