だから何回も試してみるんだ


去年、埼スタの内部を回るツアーに参加した時に撮ったやつ。下の方に「22」って書いてあるサイン、見えるかなあ。阿部ちゃんのサイン。
案内してくれたお姉さんの話によると、阿部ちゃん、一昨年まではもうほんとに見えないくらい小さな文字でサインしてたんだけど、だんだんと大きく書くようになって「今はこの大きさになりました」って。
文字って書く人の性格を表していたりすると思うんだけど(ちなみにうちのダンナはちまちまと女の子みたいな小さな字を書くし、ワタシは線が引いてあっても、線なんか無視してはみ出した大きな字を書くw)、そう考えると、サインする文字の大きさに比例して阿部ちゃんはレッズに慣れてくれて、レッズで自信をつけてくれて、レッズで楽しんでくれてってことを表現していたのかなあって。阿部ちゃんが意識していたのかどうかは分からないけれど。

今、阿部ちゃんはどれくらいの大きさの文字でフェアプレーフラッグにサインするのかなって、ちょっと昨夜とか考えた。

ワタシ、線引きってすごく大事だと思う。だから以前、瓦斯のフロントがトラブルを起こしたサポに対してオフィシャルで「周囲の人間も彼らを止めなければいけなかった。それが友達です」みたいなコメントを出した時に鼻で笑っちゃったんだよね。だってそれって、プロスポーツクラブのフロントが客に向けて言うことじゃねえだろって。お前ら学校の先生かよ、みたいな。
今じゃワタシは瓦斯のフロントを笑えないや。うちだって同じようなことになってるもんね。

サポが厳密な意味で客かどうかっていうところも微妙だなってくらいの、それこそ微妙なプライドをワタシだって持ってたりはするんだけどさ。だからこうなったのって、ワタシの責任でもあるんだろうな、とかね。
でもこのサポとフロントと選手、それぞれの間の絶妙な線引きがレッズの良さでもあったんだけどなあ。サポがでしゃばる場面ではでしゃばるけどフロントが負うべき分野には手を出さず、フロントもサポと協力体制をとることがあっても、実際の裏方現場には手を出させず、選手もサポに泣かされたりすることはあっても、自分たちの仕事はサポ批判でもフロント批判でもないって心得ていたっていうか。そう、ワタシには見えていたけど。ああ、ただ本当に強くなりたいってだけの目標が一つだったから、迷っているヒマも横を向いているヒマもなかっただけだったのかな。今は贅沢な悩みってやつになってるの?まさか。

っつか福田の存在ってのはどのあたりに居るのかねえ。報道が事実なら、永井のメンタルケアとか福田が担当しそうなもんだけど、どうなんだろ。
ACLの試合前会見に闘莉王がピンで出てきたのにも驚いたけどさ。昨年はちゃんと山田さん、出てたのにね。そういうとこもきちんと対応すべきなのはフロントサイドだよねえ。

まあ選手にしたってフロントにしたって、ブログや公式サイトや報道で何を言われてもワタシの浦和レッズの基本はピッチの上にあるわけで、そこで見て自分が感じたものが、自分にとっての浦和レッズの本当の姿なんだけどさ。
でもさあ、選手もフロントもどう思ってっか知らないけど、ワタシ、ほんとに「勝手当たり前」だとか思ったことないし、「これからはチャレンジャーの気持ちで」とか、そんな「チャンピオンであることば磐石」だとか思ったこと、本気で無いよ。その辺の認識の違いが結構、大きな溝なの?サポもフロントも選手も。たがだか5年やそこらで?まだ幼稚園生だぜ?

だからまあこけたら何度でも立ち上がるまでですよ。
まあ、とか、でも、とかばっかり言ってるけど、捨てられないんだから、拾い集めるしかないですよ。
いや、捨てるもんは捨てるけどね。

浦和レッズは、捨てない。