結婚する理由と、増えたり減ったりする体重

朝、通勤の車の中でセイタローの番組を聴いていたら、今朝のお題「女房役」に対して、28歳の独身男から、こんな投稿があった。


「自分の女房役は、母親だ。料理洗濯から、身の回りの世話の全てをやってくれている。以前、母親に『俺は結婚しないから、おかんが女房でもいいなあ』と言ったことがある。しかし先日、母親の手を見たら、皺だらけで驚いた。これ以上、母親に迷惑は掛けられないと思った。だから真剣に女房を探して結婚したい。母親に親孝行したい」

こいつ、絶対結婚できねえな。結婚しても、ソッコー離婚だな。


だいたいなんで女房がおまえの母親代わりにならなきゃいけないんっつの。女はおまえの家政婦じゃねえ。おまえの家はメイドカフェか。
衣食住の面倒なんて、男だろうが女だろうが、28にもなったら、てめえ自身で見ろっつんだよ。
母親も、28にもなった息子を家に置いておいて、かいがいしく面倒見てんじゃねえよ。仕事してんだったら、追い出せっつの。


ワタシのいとこで40歳になる男性が居ますが、まさにこの調子で、叔母であるいとこの母が、料理洗濯はもちろん、家に送られてくるいとこ宛ての請求書の管理までやっています。通帳もしかり。さらっと叔母に言われて、ワタシの口が開きっぱなしだったことは言うまでもありません。
でもいとこは立派に税理士として事務所とか開いていたりします。多分、いとこは結婚する気がないっぽくて、別にそれは生き方の問題なので良い悪いではないので、息子の世話にしか人生の楽しみを見出せていない、叔母の問題なのだろうとは思っています。
ちなみに叔母は、子供を結婚させるにあたって、まずは親同士のお見合いパーティーみたいなものに、足しげく通っていたこともあります。いわゆる、自分の子供の履歴書を持ち寄って、親同士が集まり、あーだこーだ言うパーティーです。
いとこは全く興味なさげで、それはそれで叔母が哀れでした…。

お恥ずかしいことに、うちの大きい弟は、母親ではなく、父親からこういう育てられ方をして(さすが、あの叔母の弟だよ…)、「何様だよ、俺様だよ」な奴に成長してしまい、見事に道を踏み外してから、今は勘当同然で家を追い出されていますが、最近ようやく、人の道とか人の気持ちが理解できるようになって来ています。
やっぱり人間、本人が一度痛い目に合わないと、大事なことには気付きにくいのかも知れません。ワタシ自身も、もちろんです。


でも痛い目には、できるなら合いたくないし、若いうちの苦労は買ってでもしろ、といいますが、んなもん買いたくないですよねえ。
だいたい人間なんて傲慢に出来ているので、自分のための苦労は厭わず、苦労とは思わなくても、その原因が、たとえ子供であっても、自分と違う人に因ると、苦労の重みが倍も違って感じられるものだったりすると思います。


でも結婚すると、常に自分と違う人、それも血の繋がりのない人と居なくてはならなくなっちゃうわけで、そういう人の存在をどう受け入れていくか、って結構大変な努力が、互いに必要だったりするみたいです。
生活は惚れたはれただけじゃ続けて行けませんが、それは金銭の問題だけを指しているのではなく、自分の尊厳をきちんと持ちつづけられうかどうか、ってことだとワタシは思っています。
惚れたはれた、だけで自分自身というものを否定され続けても、結婚生活を続ける人が居ますが、それは悲劇な気がします。ドメスティックバイオレンスは物理的な暴力だけでなく、モラルハラスメントも対象なので。
たまに「あの彼にはワタシが必要なの」的に、SMっぽい主従関係が出来ているカップルもいますが、それで幸せならいいのですが、なかなかそういうところで自尊心を満足させられる人って、少ないと思うんですよね。。。


んで、結婚当初の、変な言い方ですが、力関係とか、問題への対処の方法って、結婚してからもそれが基準になると思います。他人の癖や考え方を、結婚してから変えるのは、ほとんど無理です。互いに、どう折れて歩み寄っていくかを学ぶのが精一杯。
その歩み寄りが、互いに許容範囲にあるかどうかを見極めるのが、お付き合いの期間だと思います。
相手を受け入れているつもりで、自分を否定していることのないように、と思います。結婚生活は、きっと親兄弟と過ごしてきた時間よりも、長い時間を他人と過ごすので、後悔なぞいくらしてもいいから、でも顔を上げたら、前を向いて歩いて行ける人と結婚して下さい、と願っていたりします。



話し変わって、体重ですが。
増えたり減ったりを繰り返しております。とりあえず、前回検診から500gマイナスを越えてはおりません。
今日はダンナがお休みなので、夜に公園を闊歩してきます。

闊歩ですよ!かっぽかっぽ!