赤いボランチ

仕事が終わって一息ついて、ブラウザで勤怠を入力するついでに、ちらりと日参サイトさんを回った。
ニュースサイトから始めて、身内、浦和系、Palm系と回るのだけれど、独り言blogさんで、ぴあの「骨のあるやつ」(だったと思う)に啓太が取り上げられているとの記事を見て、ちょろんと飛んでみた。快速に乗りたかったので、流し読みしか出来なかったから、帰宅したらまたちゃんと読もうと思っているのだけれど、流し読みの中でも、啓太がこぼしたある一節がとても印象に残った。曰く「僕は才能で勝負するタイプじゃないから」と。

なんだ、分かったてたんだね、啓太くん。

レッズサポにあるまじき発言だと罵られるのは覚悟している。それでもワタシが啓太の言葉に触れて最初に持った感想は、それだった。やっぱり分かってるんだなと。

某巨大掲示板で、なんであんなに啓太が叩かれているのか、ワタシには頭では理解出来ても、身体で理解が出来ない。あの掲示板だけでなくても、浦議の他チームサポ板なんかで代表戦の後に啓太が叩かれていても、いまいち実感が沸かなくて、なんだか夢みたいな、啓太であって啓太でない、ワタシの知らない啓太でも居るのかって気になってくる。
足下の技術の話とかパスミスの話とか、果ては啓太の容姿やら発言やらをあげつらっても、啓太の存在価値を貶めることなんて出来やしないのに、なんでみんなそこにばっかり拘るんだろうって、すごく不思議な気分になる。

そりゃあ、足下に技術はあったほうがいい。パスミスだって少ない方がいい。シュートは枠に飛んだ方がいいし、ペナルティエリアの中やゴールマウスの中では、いくら守備をしなくてはいけないからといっても手は使わない方がいい。キジも鳴かなきゃ討たれないんだから、余計なことも言わない方がいいのかも知れない。

でも啓太の本領ってそういう部分で発揮されるものではないのではないかとワタシはずっと思っている。
中盤の底を浚って浚って相手の攻撃の目を潰して止める動きや素早いチェックはもちろん、その動きを最後まで貫き通す精神力と衰えない運動量は賞賛に値する。
そしてワタシが何よりも啓太を尊敬する理由は、啓太がミスを恐れず、チャレンジを止めないからだ。

あ、スーパーについちゃった。一旦、お休み。