遺伝直伝

母から電話があり、曰く父がふてくされていると。どうやら先日の父の誕生日をスルーしたのが気に入らないらしい。
ちゃんと理由はある。だいたい昔からそうなのだけれど、父は興奮すると途端に口が悪くなり、そして絶対に謝らない。でも親しき仲にも礼儀あり、とまでは言わないけれど、父親が娘に向かって言って良い言葉とそうでないものっていうのは、あると思う。だってフツー、父親が娘に「売女」とか「ぶっ殺す」とか言うかっての。おうおう、やれるもんならやってみやがれってんだよ、べらんめえ。
でも父に怒鳴られ蹴られて育ったおかげでそこらの男が怒鳴っても怖くなくなりましたよ。や、いいことではないんでしょうが。

ま、父は娘に無視されると落ち込むらしいので、もう少し放っておきます。反省してもらわなくちゃ。わはは。

そんな父ですが、ワタシにスポーツの楽しみ方、そしてリスペクトの精神を教えてくれた大事な人です。
セナが死んだ夜、一晩中ワタシと一緒に起きていて、ニュースを追ってくれたこと。泣いてるワタシに「早く寝ろ」とも「こんなことくらいで」とも言わず、黙ってそばに居てくれたことは忘れません。

さて、もうすぐ駅につくかな。帰宅したら若い子たちの壮行試合を観ます。
どちら様も、今週もお疲れ様でしたん。