no message could have been any clearer

NHKでマイケル・ジャクソンの特集番組を見ました。
ワタシ、特にマイケルに思い入れとか全然無いんですけど、どちらかといえばアル・ヤンコビックの方が印象深いくらいなんですが、でもやっぱり「Thriller」のPVなんかは初めて見た時には衝撃的で、で、中学時代の英語の教材として使われていたりとかもしていて、もう一回フルで見たいなあとか思っていて。
いやあ、今見てもすっごくクオリティが高いですよね。この時のマイケルはとても格好いい。この歌い方、この踊り方が出来るのは自分のルーツゆえなんだろうに、そんなにそれを捨てたかったのかな。捨てたかったのは、そんな大きなルーツなのか、家族という最小社会構成単位だったのかな。分からない。
ワタシ的にマイケルの許容範囲は、この後の「man in the mirror」とか「black or white」とかくらいまでがギリギリかな。黒くても白くても関係ないよって歌っていたマイケルは格好良かったよねえ。

以下、くどくどと長いので畳む。


で、今朝、通勤の車中で見るものも聴くものの何もなかったので、携帯のワンセグを付けっ放しにしてフジテレビを見るともなしに聴いていたら、なんだかラトーヤ・ジャクソンがマイケルは周囲を取り巻くいろいろに殺されたようなもの、みたいなことを言っているとか何とかで、っつかだったら言うなればマイケルはショービズに殺されたんだろうよ、とか思いつつ、マイケルの前ソニー会長の故盛田氏との交流の話なんかを取り上げていて、なんかやまぴーが去年言っていたこととか思い出しちゃった。

コードブルーの番宣で何かの番組に出た時、好きな女の子のタイプを訊かれて、やまぴーは「ちゃんと好きになってくれる子」って言ってたんだよね。23歳とかの男の子がそんなこと言うんだと思って、すごく驚いた覚えがある。可愛い子、でもなく、優しい子、でもなく、自分をちゃんと好きになってくれる子がいいって。どんだけちゃんと好きになってもらえてないんだと。

ワタシ、自分が昔から格好良い男の子を見ても、青臭い話、自分がそういう男になりたいとは思っても、その子と付き合いたいとか思ったことがないので、彼氏をステータス評価するっていう感覚が分からなくて、まあそういうことをするってのは相手が男でも女でも関係ないんだろうけど、自分の好きな人や友人や家族をステータスだけで振り回すって、それって逆に著しく自虐行為だと思うんだけどねえ。
でもまあ実際はきれいごとなのかしらねえ。全くの損得抜きで人間関係を作るのってね。なんてね。特に芸能人なんてねえ、それだけでひょいひょい釣れる人も多いだろう。


ちょっと前のすばるくん(どこのすばるくんかは察してくださいw)の日記を読んでいたら、今の日本に必要なのはROCKだって書いてあったんだよね。
おばちゃんはさ、ロックで日本どころか世界が変わらないのを知っているからさ、その日記を読んだ瞬間は反射的に「ああ、若いなあ。ロックで世界を変えるってさあ、夢のまた夢だよねえ」とか思っちゃったんだけど、でもよく考えたら、夢でいいんだよねえって。
そこにロックがあれば、そこに音楽があれば何かよく分からないけど、何かが何とかなるかも知れないって、そう思えるだけでいいのかなあって。そこに夢とか希望が見出せたら、それだけでいいのかなあって。

夢って、一番、お金とか汚い社会から縁遠いふうに思わせておいて、夢に金が集るし、夢は金に支えられてる。金は夢がある場所に集るし、夢がなきゃ金を稼ごうなんても思わない。世界全体がショービズみたいなもんだよねえ、とか。


まあなんかそんなことをいい歳しても朝っぱら考えているわけですよ。ふふ。考えていることが高校時代からちっとも変わらないですよ。ふふ。


フジテレビを付けていたのは、それこそ今日からの月9の番宣に出てくる山下さんの美しい姿でも拝めたら、と思っただけだったんだけどなあ。

なんかいろいろ失敗したっぽい。