許される明日なら要らない

永井雄一郎、清水エスパルスに完全移籍

永井雄一郎が、清水エスパルスに完全移籍することとなりましたので、お知らせいたします。

永井 雄一郎 (ながい ゆういちろう)
1979年2月14日(29歳) FW 184cm/75kg
東京都出身
三菱養和SS-三菱養和SC-浦和レッズ-カールスルーエSC(ドイツ地域リーグ南部:期限付き移籍)-浦和レッズ

AFCチャンピオンズリーグ2007 大会MVP          
■日本代表Aマッチ 4試合1得点

永井雄一郎コメント
「レッズで10年間やってきてこういう形で去ることになりましたが、自分にとっては次のステップにつながる移籍だと思っています。レッズで今までプレーできたことを嬉しく思うし、今まで応援してくれたファン・サポーターの皆さんには本当に感謝しています。今まで苦しいときも全力で力を与えてくれてありがとうございました」

寂しい。
本当に寂しい。
怒りも疑問も憤りも何にもなくて、それが、とにかく寂しい。
福田はもちろん、岡野とかはたとえ浦和から離れてもいつか戻ってくるだろうって思っていたし、山瀬とか俊也とか別な形で出て行った選手には感情の激しいぶつけあいがあったけれど、永井はもしかしたら戻ってこない気もするし、引き止めることさえ出来ない気がして、端から手さえ伸ばしちゃいけない気がして、とても寂しい。
裏切られたとか、そんなことは全然思えない。手を掴んでいてあげられなかったのに、そんなこと思えない。
永井が浦和以外のチームに居ることを容易に想像できてしまうのが、とても寂しい。
そしてきっと永井は浦和相手にやってくれてしまうだろうと、そう想像できてしまうのが、とてもとても寂しい。
清水に嫉妬さえ出来ない。悔しいとさえ思えない。悔しいと感じるとしたら、それは自分が不甲斐なさ過ぎてどうしようもない。
選手としての力を商品価値に置き換えて考えてみようと昨夜から頑張ってるんだけど、だったら永井を手元におくために、他の選手をのしつけてくれてやるって言いたくなってしまって、ああ、さらに凹む。ワタシだってレッズの中に好き嫌いくらいあるさ。ああ、いやだわ、黒いわ。さらにドツボ。


永井。


頑張れ、とは言わない。
浦和と対戦する時にブーイングとかもしない。
ありがとうとも、言わない。




あー、ほんとにさみしい。


涙出る。